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「(仮称)関電不動産八重洲ビル」着工

2020.09.23 14:05

 関電不動産開発(大阪市北区)は、東京都中央区京橋一丁目で開発を進めている「(仮称)関電不動産八重洲ビル」の新築工事を9月16日に着工した。
 計画地は「東京」駅や地下鉄「京橋」駅など5駅16路線が利用可能な交通利便性に優れたエリアに位置し、八重洲通りと昭和通りの交差点に面する。新築する建物は敷地面積1352㎡、延床面積1万3482㎡、地上13階地下1階のテナントビル。基準階貸室面積は約850㎡(約250坪)で、三面採光、四隅コーナービューによる開放的かつ整型・無柱のオフィス空間を実現する。
 「より心地よく、より安全に、より創造的に」を開発コンセプトに、働く場所や働き方の多様化への対応として、貸室内にプライベートテラスやキッチンを設置。屋上には屋外ワークスペースやイベントスペースとして使用できる約250㎡のルーフテラスを計画するなど、「協働」や「創造」に適した空間づくりに注力する。
 省エネ性能については、人検知センサーによる照明・空調の自動制御や、高効率中央熱源による外気処理システムなど様々な環境配慮技術を採用し、設計段階での建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)は最高ランク(五つ星)相当、「ZEB Ready」認証も取得している。
 またBCP対応として、免震構造や2回線受電の採用、72時間対応非常用発電機の設置、超高層ビル同等のガラス強度の確保に加え、有事の際のオイルタンクや受水槽の残量見える化設備を導入し、テナント企業の事業継続を支援する。
 今回の開発は関電不動産開発にとって、2015年竣工の「京橋MIDビル」(京橋1丁目)、2020年竣工の「ホテル八重の翠東京」(八丁堀2丁目)に続く中央区内の開発プロジェクト。同社は、首都圏エリアにおいて引き続き不動産開発を積極的に推進していくとしている。

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