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築45年の鉄工所が倉庫を経てスポーツ複合施設に「SWEET AS」8月オープンへ

2020.06.30 12:31

 ヤマネホールディングス(山口県長門市)が保有する鉄工所跡地をスポーツ複合施設として再生する計画が、8月下旬にも竣工を迎える。
 「SWEET AS」は、ヤマネホールディングスが長門市内に所有する鉄工所跡地をコンバージョンして誕生するスポーツ複合施設。超高層ビル向けの建築鉄骨などを製作する同社鉄工所としての1975年に建築され、近年は倉庫として使用されていた。リノベーション事業を展開するであるリノベる(東京都渋谷区)と、未来を見据えたデザインをモットーとするM.DESIGN ASSOCIATES一級建築士事務所(山口県長門市)がコンバージョンを含むリノベーションの設計を担当した。
 2月に着工し現在は工事中だが、8月には延床面積3085㎡、敷地面積6835㎡の同鉄工所が、スポーツ施設や飲食店、物販テナントなどからなるスポーツ複合施設として生まれ変わる。
 同施設ではカフェやレストランのほか、バスケットボールを中心とした多目的スポーツコート、ライブやフリーマーケットなども行えるイベントスペース、ショップを備える。
 運営を担当するのは、女子7人制ラグビーの国内最高峰リーグ「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2019」で優勝した地元の7人制女子ラグビーチーム「ながとブルーエンジェルス」。同チームが掲げるスローガン「Linking Our World (世界と繋がる)」を体現する場として、バリアフリー、ジェンダーフリーにも配慮し、キッズスペースを設けるなど、国籍、文化、年齢を超えて交流が生まれる施設を目指す。
 リノベるは工場らしさを個性として残しながらも心地の良い空間に仕上げるため、カフェ・レストランの家具コーディネートも提案。魅力ある施設を実現することで、人と人のつながりや多様性を認め合える環境づくりにも貢献したい考えだ。

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