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アットホームグループが特許出願 物件の「名寄せ」AIで自動化

2020.06.15 16:51

 アットホーム(東京都大田区)のグループ会社であるアットホームラボ(東京都千代田区)は、AIを活用して複数の物件情報の登録・公開内容を総合的に解析し、同一棟を判定する「集合住宅名寄せプログラム」を開発し、この技術に関する特許を出願したと発表した。
 物件情報においては同一の物件が複数の不動産会社から登録・公開されることが多く、登録時の建物名や住所などの表記方法が統一されていない、誤って入力されているなど、実際は同一物件であっても異なる建物として取り扱われることがある。そこで、棟情報の「名寄せ処理」を行う必要があるが、従来の名寄せはルールに基づき機械もしくは目視確認により判定していたため、精度や業務負荷の面で課題があった。
 同プログラムでは、人の判断のパターンをAIに学習させることにより、人と同程度の処理精度を実現することが可能になった。
 今後、アットホームが保有する不動産データへの同プログラム導入を予定しており、不動産会社や不動産情報を取り扱う金融機関・企業が不動産調査業務を行う際に大量の情報を正確かつ効率的に調査することができるようになる。「不動産情報サイト アットホーム」上で同一物件が複数並ぶ事象を防ぐことで、消費者の識別性・閲覧性を向上させることにもつながる。

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