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小田急「海老名」駅直結のオフィスビル着工

2020.03.16 12:16

 小田急電鉄(東京都新宿区)は10日、同社線「海老名」駅とJR相模線「海老名」駅間に広がる開発エリア「ViNA GARDENS」において、「(仮称)オフィス棟」の建設工事に着手した。2022年春の開業を目指す。
 新築される建物は地上14階、延床面積3万1000㎡、建築面積2700㎡の鉄骨造。自由通路によって駅に直結し、神奈川県央地区最大の基準階面積約1820㎡超のオフィスビルとなる予定。天井高2800mm、OAフロア100mmとし、最大奥行17・4mの開放的な無柱空間を実現する。また、複数フロアの利用から最小約135㎡の分割利用までを可能にし、入居企業の幅広いニーズに応える。
 設備面では、省エネ効果に優れたLED照明に加え、個別空調方式や、断熱性の高い複層ガラス「Low-Eペアガラス」の採用により、快適な業務環境を提供する。さらに、6階部分にはオフィステナント従業員向けのカフェテリアを設置する予定。  災害時の事業継続計画(BCP)を支える設備も充実させる。高性能制震オイルダンパーを採用し、優れた制震構造を備えるほか、汚水貯留槽の設置により被災時にも下水を使用できる。また、停電時にテナント専用部へ15VA/㎡の電力供給を72時間可能とする設備も備える。さらには、「海老名市洪水ハザードマップ」を考慮した浸水対策も講じ、事業継続をサポートする。
 「海老名」駅は、新宿と小田原を結ぶ小田急小田原線のほぼ中間点に位置する。3路線が乗り入れており、都心へのアクセスや横浜方面をはじめとする神奈川県内各地へのアクセスが充実している。「ViNA GARDENS」は、飲食を中心とした商業施設「TERRACE」、タワーマンション「リーフィアタワー海老名アクロスコート」等の完成や、アートイベントの開催などにより、「憩う・くらす・育む」をコンセプトとしたまちづくりを推進している。現在、2棟目のタワーマンション「リーフィアタワー海老名ブリスコート」に加えて、オフィス棟とサービス棟の建設を開始しているほか、近接地には、2021年春に「ロマンスカーミュージアム」の開業も予定する。

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