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「広島」駅ビル建替えが本格始動

2020.03.16 12:20

 「広島」駅ビルの建替え計画が本格的に始動する。今月31日には現駅ビルである「ASSE(アッセ)」が閉館。その後、本体工事に着手する。
 西日本旅客鉄道(大阪市北区)とJR西日本不動産開発(大阪市北区)、中国SC開発(広島市南区)、ジェイアール西日本ホテル開発(京都市下京区)は、広島市の「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて「広島」駅ビルの建替えを計画。新駅ビルは延床面積約11万1000㎡、建築面積約1万4000㎡、鉄骨造、地上20階地下1階。商業施設、ホテル、駐車場など複合用途の駅ビルとなる予定。
 駅ビルの建替えは2019年10月から準備工事を進めていたが、今般、工事計画がまとまったことで本格的に始動する。4月から現駅ビル撤去工事に着手し、6月から順次、仮囲い設置や通行者用の通路切替えを行う。9月からは地下道南口改札及び南北地下自由通路の閉鎖を実施し、これにあわせて、中央口改札通路を増設する。
 駅ビル建替え工事にあわせて、広島市による南口広場再整備の準備工事も行われる。9月から一般車降車場と駐車場を閉鎖し、2021年初旬からタクシー乗り場の閉鎖やバス乗り場の縮小など利用形態が変更となる。
 新駅ビルの完成は2025年春を予定している。

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