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三菱地所のコンパクトオフィスシリーズ「CIRCLES」第一弾3棟が一挙完成

2020.03.16 12:24

 三菱地所(東京都千代田区)は、コンパクトオフィスシリーズ「CIRCLES」の第一弾として3棟を完成させた。デザイン性・快適性を備え、生産性向上に寄与するオフィスとして今後も開発を推進する。

 デザイン性・快適性を備え、生産性向上に寄与するコンパクトオフィスシリーズ「CIRCLES」の第一弾である3物件「CIRCLES 汐留」・「CIRCLES 銀座」・「CIRCLES 日本橋馬喰町」が完成した。三菱地所は2019年1月から、シェアオフィスなどのスモールオフィスに入居する企業が拡張移転する際の受け皿として、コンパクトオフィスの開発・賃貸事業を強化してきた。敷地面積100坪前後の土地に、ワンフロア30~100坪前後のコンパクトオフィスビルを開発する「CIRCLES」は、テレワークやサテライトオフィス、コワーキングスペースの普及など、固定の場所や時間に縛られない働き方が普及する現代のおいて、あえて「集まって働くこと」を重視。三菱地所では生産性や快適性向上をサポートする空間を充実させたオフィスシリーズと位置づける。加えてサービスオフィスなどが従来から持つ多様な共用空間、創造的なデザイン性と、ワンフロア占有が可能なコンパクトオフィスが持つ高度なセキュリティなどの特性を両立させ、小規模オフィスが手狭になった成長企業にとって、最適なオフィス空間を提供する。
 三菱地所は、大規模再開発には適さない敷地や耐震に問題がある建物の建替えなど、中小規模の用地においても様々なバリューアップの可能性に取り組み続けてきた。今後は前記事業のほか、「CIRCLES」シリーズの計画として「(仮称)平河町一丁目計画」や「(仮称)渋谷二丁目計画」を含め、複数の新規計画に着手している。今後も都心5区エリアを中心に年間5棟前後、5年間で計25~30棟を目標に開発を進めていくとしている。
 今回完成した3棟は新築で、いずれも2018年後半に竣工。9階建ての「汐留」は延床面積1487㎡。
 内装を自由に施工できる「フレキシブルフロア」1種と、内装の雰囲気を選べる「セットアップフロア」5種、計6種の内装を用意した。ラウンジやバルコニー、共用会議室なども設置し、来客対応やワーカーのリフレッシュ、テナント同士の交流促進にも配慮した。

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