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多彩なメニューで不動産価値向上を実現

2020.03.09 16:50

 不動産バリューアップのメニューを多数揃える新興企業が立ちあがった。
 2020年1月より本格的に事業をスタートさせたNOD(東京都渋谷区)。空間クリエイティブ企業のANCR(東京都渋谷区)が展開してきた建て替え予定の遊休不動産を短期活用で収益化する「RELABEL」や、空いている居抜き物件を食のクリエイターに初期費用や固定費をゼロで貸し出しビルやエリアの活性化につなげる「ツカノマフードコート」を引き継ぐ。事業として建築マネジメント、空間プロデュース、不動産コンサルティングの3つを軸に展開する。
 代表取締役COOの沼田裕輝氏はビルオーナー向けに「不動産を持っているけどもコンテンツがないオーナーと空間のコンテンツはあるが不動産がない人をマッチングさせていきたい」と話す。原宿や渋谷区神泉でクリエイターや起業家などに貸し出してきた「RELABEL」はこれまでの建て替え予定の物件に加えて、「短期間しか運用できず、新規テナントに貸し出すことが難しいオーナーにも積極的に提案していきたい」とする。
 代表取締役CEOの溝端友輔氏は「築古化などで所有する物件の活用に悩んでいるオーナーは多いのではないでしょうか。当社ではこれまでのコンテンツだけでなく、そのようなオーナーの悩みに応えられる新しいアイデアの提案もしていきたい」と話す。
 これまでの空室活用とは一味違ったサービスに出会えそうだ。

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