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JR東日本 商業施設開発で攻勢 7月までに12駅で71店舗をオープン

2020.03.09 16:57

 JR東日本リテールネット(東京都新宿区)は、JR東日本の各駅ですすめられている改良などに合わせ、駅構内(エキナカ)の商業施設を順次オープンさせる。今月以降、山手線沿線をはじめとする首都圏エリアのエキナカ商業空間を開業し、7月までに12駅71ショップをオープンさせる予定。
 「エキュートエディション」はエキナカを中心に展開する「エキュート」の特徴と強みを、環境や利用シーン毎にカテゴリーを最適化して提供する新業態。今回の一連の開発では、横浜、飯田橋、有楽町にも「エキュートエディション」を出店し、計4施設とする。
 今月21日には、「原宿」駅新駅舎供用開始にあわせ、コンビニエンスストア「NewDays」、猿田彦珈琲の新業態であるカフェ「猿田彦珈琲 The Bridge」の2店舗がオープン。23日には「高輪ゲートウェイ」駅に、無人AI決済店舗「TOUCH TO GO」、「スターバックス コーヒー 高輪ゲートウェイ駅店(仮称)」の2店舗がオープンする。
 さらに26日には「ホテルメッツ五反田」、「アトレ五反田2」の開業にあわせ「五反田」駅にベーカリー「Rod」等4店舗がオープンする。
 4月21日には「上野」駅公園口新駅舎の供用開始にあわせ、構内の新区画に店舗数4店舗の「エキュート上野」が開業する。
 6月には「高田馬場」駅で1店舗、「新木場」駅に既存1店舗を含む3店舗がオープン。7月には「新橋」駅の改札口およびコンコースの拡張にあわせ、4店舗がオープンする。また「大宮」駅、「日暮里」駅に「エキュート大宮 ノース」、「エキュート日暮里」がそれぞれオープンする。さらに、「横浜」駅、「飯田橋」駅、「有楽町」駅に「エキュートエディション横浜」、「エキュートエディション飯田橋」、「エキュートエディション有楽町」がオープンする。
 JR東日本リテールネットは2018年4月に同じグループのJR東日本ステーションリテイリングと合併。エキナカ商業施設運営においてグループ内で分散していた人材や、出店・運営ノウハウなどの経営資源を集結させ、運営の効率化と価値の最大化を目指してきた。2019年には既存施設のリニューアルのほか、JRの施設外に初となる商業施設「エキュートエディション」を「渋谷スクランブルスクエア内」にオープンさせた。これまでのエキナカ、エキナカだけでなく、エキソトにも積極的に展開している。

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