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「クロスオフィス日比谷」3月16日開業

2020.02.26 22:15

 オリックス(東京都港区)は、同社が運営するサービスオフィス「クロスオフィス」の7拠点目となる「クロスオフィス日比谷」を、3月16日に開業する。
 同オフィスが立地する日比谷エリアは、東京有数の緑地である日比谷公園や皇居から連なる一帯。同社では、緑豊かで親しみとにぎわいのある「環境共生空間」と位置づける。商業・オフィスなどの複合施設や官公庁街に近接する、革新と伝統が共存するエリアで交通利便性も高い。
 「クロスオフィス日比谷」が入居するのは東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ケ関」駅に直結し、銀座線「虎ノ門」駅から徒歩3分に位置する「飯野ビルディング」9階。利用者の強いニーズである機密性とセキュリティーを重視した、大小さまざまな個室オフィス(定員1名〜25名)69室と、個々の働き方にも対応するブース、そして活発なコミュニケーションを促すコワーキングスペースで構成されている。
 入居者が共同利用できる機能として、定員6〜10名の会議室3室、英語対応が可能な受付、オーガニックフードや機能性食品など体調を整えるための食品・飲料を提供するオフィス向け無人コンビニを備える。三面ガラス張りで日比谷公園の眺望を背景にミーティングが行えるプレミアム会議室も利用可能。
 施設の開設に当たっては「BUSINESS WELLBEING(ビジネス ウェルビーイング)」をコンセプトとした。
 働く人の五感を刺激する空間・サービスを企画することで、想像力の活性化や仕事の効率化をサポート。内装にはグリーンウォールや盆栽を設置し、集中力向上やストレス軽減等に適した音楽や、コードミー(横浜市西区)との協業によるオリジナルアロマを提供する。
 また、20分程度の仮眠をすることで認知能力や注意力、想像力、記憶力が向上するという人間工学に基づき設計された仮眠用の寝台「エナジーポッド」を1台設置し、ワーカーの気分の切り替えをサポートする。
 さらに、書籍の要約サービス「flier(フライヤー)」をサービスオフィスとして初めて導入。入居者は話題のビジネス書などの内容を効率的に得ることができる。
 「クロスオフィス」は2009年に第一弾となる「クロスオフィス渋谷」を開設し、順調に業容を拡大。
 現在は渋谷に2拠点と、内幸町、三田、新宿、六本木で拠点を運営している。

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