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「日比谷OKUROJI」6月オープン 高架下に物販・飲食など50店舗

2020.01.27 15:23

 ジェイアール東日本都市開発(東京都渋谷区)は、「有楽町」駅~「新橋」駅間の300mの高架下空間に「日比谷OKUROJI(オクロジ)」を6月下旬に開業する。
 JRグループではグループ経営ビジョン「変革2027」のもと、「ヒトを起点とした新たなサービスの創造」に取り組んでおり、「CITY UP!」をスローガンに、高架下スペースの再生を図る計画を推進している。
 「日比谷OKUROJI」は100年以上の歴史を刻む煉瓦アーチが特徴的な高架橋と、東海道線、東海道新幹線の高架橋が一体となって生まれた高架下スペースを商業施設として再生するプロジェクトで、開発面積は7200㎡。
 約50店舗を入居予定しており、名古屋で行列の鰻店、京都・丹後の手織りネクタイ、岡山の老舗バーなどの東京初出店や新業態の飲食店やジャパンブランドの旗艦店、その他こだわりの物販・食物販16店舗、飲食28店舗が決定した。
 開発エリア名称の「ヒビヤ オクロジ」は、日比谷・銀座エリアの中心地から少し離れた「奥」にあることに加え、高架下通路の秘めたムードを「路地」という言葉に置き換えることで、「オクロジ」と命名。通な大人たちが何かを探し求めたくなるようなワクワク感とともに、深いこだわりと100年の歴史が潜む、ひそかな穴場感を表現している。
 新しい街づくりが進む日比谷の奥に位置する同高架下は、銀座・有楽町・新橋に回遊を生み、個性豊かなこだわりの店舗が集積することで、街と人、人と人とを繋ぐ賑わい溢れる場所を目指す。

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