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豊洲市場前には「江戸前城下町」 ベイサイドクロスに先んじて2月にオープン

2019.12.09 14:51

 三井不動産(東京都中央区)は、 豊洲エリアに「千客万来施設事業用地(5街区)を活用した賑わい創出事業」として開業する商業施設の名称を「江戸前場下町(えどまえじょうかまち)」とし、2020年1月24日にオープンする。
 三井不動産は、豊洲エリア最大の再開発プロジェクト「豊洲ベイサイドクロス」を進行中だが、それと並行する形で、「江戸前場下町」によって新豊洲エリアに新たな賑わいを創り出す。三井不動産が施設をプロデュースし、リクリエーションズ(東京都渋谷区)が運営を担当する。
 同施設は、東京都が推進する賑わい創出事業として、千客万来施設(6街区)が運用を開始するまでの暫定事業として、豊洲市場を訪れる国内外の観光客や地域住民が市場の食材に身近に接することができる多様な店舗を設置し、賑わいを創出することを目的としている。東京都が事業者を募集し、今年4月に三井不動産が事業予定者に選定された。
 豊洲市場関係の店舗をはじめ、日本の食や文化を体験できる店舗をラインナップ。豊洲市場の食材を生かした寿司や海鮮丼などの飲食店、土産などを扱う物販店、計21店舗が入居を予定している。国内外から集まる観光客と豊洲市場関係者、地域住民が交流する場としても期待されている。

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