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YKK APのビル用窓サッシが「エコリーフ環境ラベル」を取得

2019.11.25 11:02

 YKK AP(東京都千代田区)が販売するビル用樹脂製窓・サッシ「EXIMA 77」と「EXIMA 37」が、サステナブル経営推進機構(東京都千代田区)が管理し、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示する「エコリーフ環境ラベル」を取得した。
 低炭素社会対応に向け、建築分野ではZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の普及が進められている。ゼロエネルギーの実現に向けて、ライフサイクル全体を考慮した環境配慮型商品の設計、開発が求められている中で、使用段階を含む環境負荷の見える化が重要度を増している。  今回「エコリーフ環境ラベル」を取得したビル用樹脂製窓・サッシは、断熱性に優れた樹脂製フレームにより高い断熱性能を実現し、冷暖房エネルギーを削減することで、二酸化炭素削減に貢献する。
「エコリーフ環境ラベル」を取得した商品は、ビル建築の施主や工事業者が、グリーン調達のための判断材料となり、米国グリーンビルディング協会が管理するLEED認証においても、同取得建材の使用が加点項目になる。今年1月に公開した「ビル用アルミ製窓・サッシ」に続き、同社として2製品目のエコリーフ環境ラベル取得となった。
 YKK APは、環境経営方針として、事業の成長と環境の両立による持続可能な社会に向けた新しい価値の創造を掲げ、積極的に環境情報を開示するとともに、環境に配慮した「商品」と「モノづくり」を進めていくとしている。

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