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リニューアルでリゾート風オフィスに

2019.09.02 15:35

採用に効果、空気を通じた空間価値向上企業へ
リニューアルテーマは「リゾート」社内コミュニケーション深まる
 業務用エアコンの販売・修理事業を展開する伊藤テクノ(東京都葛飾区)は7月7日、自社オフィスの2階のオフィスリニューアルを実施した。設計監理を行ったのはアオインテリア(千葉県市川市)、施工費用は約1000万円。
 リニューアルのテーマは「リゾートオフィス」。海をイメージさせるようなデザインや木材、植物などをふんだんに利用。天井には「アランアラン」と呼ばれる、リゾートをイメージさせる屋根材をつけた。加えて、フロアの一画にはバースペースも設置。業務終了後には「飲み二ケーション」も自由に行えるようになった。
 同社代表取締役CEOの伊藤丈史氏は「従来は固定席で部署ごとにセクション化されていて、商談スペースも区切っていました。今回2階の席をフリーアドレスとすることで、社員はセクションにとらわれずに自由な場所で働けるようになりました」と話す。
 リニューアルから2カ月弱。伊藤氏によると社員からの評判は「上々」のようだ。昼の時間帯はランチなどで利用されている。またぷち社食の「オフィスおかん」も設置。周辺には飲食店が少ないという事情もあり、健康支援や福利厚生の観点から導入した。
アロマや観葉植物など事業サービスの実証も
 同社は「Air Happy Style~with eco~」をコンセプトとして掲げ、空気を通して良質なオフィス環境の実現に取り組む。それを自社オフィスでも実現させるために、今回のリニューアルに踏み切った。
 実際にこれからのサービスにつながるメニューのヒントも得ようとしている。
 「リニューアル工事は終えましたが、今後順次観葉植物やアロマなどを導入していく予定です。当社のサービスメニューのなかにもこれらを一部取り扱っておりますが、今後はより拡充させていきたいと考えています。自社で実際に使用してみて、ゆくゆくは商品パッケージとして展開したいと考えています」(伊藤氏)
採用に効果あり 「目指される」業界へ
 リニューアルの効果は内部だけではない。採用面でも効果が現れているようだ。
 伊藤氏は「建設や製造の業界は若い人からは『きつくて、恰好悪い』というイメージが多くあるのが現状ですが、そのようなイメージを当社が変えていきたい」と意気込む。目指すのは、同氏流の表現を借りれば、「夢を与えられる」業界となることだ。
 「様々な旧弊が残っている業界であり、なるべくして人材不足に陥っている面もあります。若い人たちに、この業界に入ってキャリアアップを目指していく、というストーリーを見せていく必要があります。当社はその先頭に立っていきたいと考えています」(伊藤氏)
 今回のリニューアルを通して、社内のコミュニケーションのしやすさや社外からのイメージ、そして業界地位の向上につながる第一歩としていきたいところだ。


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