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三井不動産 防災サイト「31防災Web」公開

2019.06.10 14:27

迅速に防災情報を入手可能 入居テナントの防災力向上に
 三井不動産(東京都中央区)は、防災ウェブサイト「31防災Web」を3日から導入し公開した。同社が運営するビルの入居テナントに対して、防災意識や実践的な自助・共助力向上をサポートする。
 大規模地震災害、なかでも今後30年以内に70%の確率で発生するといわれている首都直下地震への備えとして、「日本橋三井タワー」や「三井本館」など三井不動産が運営する4棟へ先行的に導入した後、順次各物件へ展開する予定。
 同ウェブサイトは、スマートフォン、パソコンそれぞれに最適化されたレイアウトで閲覧が可能で、有事の際はインターネットが利用可能な限り必要な情報を確認できる。
 コンテンツは「オフィスワーカーひとりひとりの防災意識を高める動画」、「防災マニュアル」、「防災テスト」の3つで構成されている。「防災意識を高める動画」では、首都直下地震発生時にオフィス内で起こりうる消火活動や救護、避難などにおいて備えておくべきポイントをまとめた。「防災マニュアル」では、「地震発生時」から「通報」、「消火」、「避難」、「救護」、「備え」まで6つの項目に分類された防災情報を掲載している。
 動画や画像、物件ごとの図面なども用いられており、視覚的にも分かりやすい。また、スマートフォンでのアクセス時には、画面下部に常時、防災センターへの通報リンクを表示している。

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