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ブイキューブ/三菱地所 「テレキューブ」設置エリア拡大

2019.05.27 11:27

働き方改革推進の実証実験加速
  ブイキューブ(東京都港区)は、三菱地所(東京都千代田区)と進めているテレワークのためのコミュニケーションブース「テレキューブ」を活用した働き方改革推進のための実証実験を2019年5月20日より、日比谷、赤坂、青山、横浜へ設置エリアを拡大の上、継続実施致する。三菱地所が保有する四つのオフィスビルのエントランス等に「テレキューブ」を設置し、働き方改革の推進に貢献するサービスの提供を加速する。
 ブイキューブは4月から新たに施行された働き方改革関連法を受けて、「働く人たちの生産性を向上させる多様なワークスタイルのあり方が求められている」とし、「特に時間や場所に柔軟性を持って働けるテレワークの活用は、働き方改革に最も有効な手段のひとつとして注目が高まっています。しかし、テレワークに利用されることの多いカフェやサテライトオフィスといった空間は、セキュリティの面で課題があります。秘匿性のある情報を取り扱いながらの資料作成や電話などに適しておらず、隙間時間の有効活用を実現するテレワークをするための理想的な場所が不足しているのが現状です」と分析。
 こうした課題に対しブイキューブは、昨年から東京・丸の内エリアのオフィスビルに『テレキューブ』を設置し、テレワーク空間の需要及び利用状況の把握を目的とした実証実験を三菱地所と共に実施している。防音性が高く十分にプライバシーが確保された環境を提供する「テレキューブ」は、秘匿性の高い情報を取り扱いながらの業務やコミュニケーションに適しており、加えて、既存のカフェやサテライトオフィスよりさらに利便性の高い場所に設置されることで、往訪の前後の待ち時間などに社内との打ち合わせや会議、電話やウェブ会議に出席することが可能となる。
 実験を通じて、移動の間に立ち寄って隙間時間に作業や電話などをして有効活用するなど、従来のテレワークよりさらに「いつでも」「どこでも」を叶えた働き方としての利用が広がっているという。 好評を受け新たに日比谷、赤坂、青山、横浜にテレキューブを設置し、誰もが利用できるセキュリティの高い空間の提供を通して、働く人々の生産性向上と多様なワークスタイルの実現を目指すとしている。

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