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東急グループ4社「施設安全研究会」発足

2019.05.20 11:46

災害対策・事業継続ソリューション「Dr.BC・プッシュ」開発着手
今後3年で東急沿線100施設導入へ
 東急建設(東京都渋谷区)、東急リニューアル(東京都渋谷区)、イッツ・コミュニケーションズ(東京都世田谷区)、東急ファシリティサービス(東京都世田谷区)の4社は3月11日より各社のサービスを連携、災害対策・事業継続に資する新たなソリューションを開発するための「施設安全研究会」を発足させた。
 この研究会では内閣府が定める「事業継続ガイドライン」および国土交通省が定める「防災拠点等となる建築物に係る機能継続ガイドライン」を参照し、防災センターなどの施設管理の現場において、平常時から地震等発災時、その後の復旧時の建物構造診断、情報収集、ビル管理運用までをワンストップでサポートする施設管理者・オーナーの災害対策・事業継続ソリューションサービス「Dr.BC・プッシュ(商標登録出願中)」の開発に着手した。今夏からの提供開始を目指すとしている。
 このサービスでは東急建設が開発し、東急リニューアルがサービスを提供する構造見守りサービス「4D―Doctor」、イッツ・コミュニケーションズが提供する防災・生活情報配信サービス「テレビ・プッシュ」、東急ファシリティサービスが提供する「BCビルマネジメント」の3サービスを組み合わせ、災害対策から発災後の事業継続を一括サポートする。
 新築の建物のみならず、既存の建物に対しても導入可能。「平常時」、「地震等発災時」、「復旧時」の3つの時間軸でサポートを行い、施設の安心・安全を高めることができる。
 今後3年間で東急線沿線を中心に100施設へサービスの展開を目標としている。

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