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野村不など3社共同 「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」着工

2019.05.20 12:02

「小岩」駅前の大規模開発が本格始動
 野村不動産(東京都新宿区)などが推進する「南小岩六丁目地区第一種市街地再開発事業」が着工し、12日に起工式が行われた。
 同事業は、野村不動産のほかタカラレーベン(東京都千代田区)と清水建設(東京都中央区)が参加組合員、及び特定業務代行者として参画し、計画を推進中する再開発。再開発組合は2012年7月に準備組合が設立され、2014年10月に都市計画決定、2016年12月に再開発組合の設立認可を受け、2018年12月の権利変換計画認可を経て今般の新築工事着工となった。
 事業は1.街区、2.街区及び3.街区に分割した施設計画とし、駅前という立地特性を活かした街区間の連続性に力を入れるとともに、地域に開かれた空間を整備する。なお、竣工は1.街区2020年冬頃、2.街区2022年夏頃、3.街区2026年冬頃を予定している。
 用地はエリアでも有数の集客力を持つ「フラワーロード商店街」の入り口に位置することから「小岩」駅前の顔となる施設を目指し、1.街区には地上10階建の商業、オフィス棟、2.街区(22階建)、3.街区(33階建)には合計約600戸の住宅を整備するほか、低層部には生活利便機能を揃えた店舗や事務所等を整備する予定。
 2009年1月に江戸川区によって策定された「JR小岩駅周辺地区まちづくり基本構想」の実現に向け、2015年に完了し同地区に隣接する「アルファグランデ小岩スカイファースト(南小岩七丁目西地区)」、2016年8月に準備組合が設立された「南小岩七丁目地区(市街地再開発事業及び区画整理事業の一体施行)」及びこれらの事業を結ぶ形で整備されるリングロードとの回遊性や賑わいの創出、住環境や地域の安心・安全性の向上を図り、土地の高度利用により、住宅、商業機能等を備えや複合市街地への更新を図る。

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