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安田不動産がホテル・住宅の複合施設オープン 日本橋浜町での街づくりを推進

2019.02.18 18:25

 東京・日本橋浜町での街づくりを積極的に展開している安田不動産(東京都千代田区)。同社は今月15日にホテル・店舗・賃貸住宅からなる複合施設「HAMACHO HOTEL&APARTMENTS」をオープン。3月にはソーシャルアパートメント「WAVES 日本橋浜町」をオープンする。

 「ハマチョウ ホテル&アパートメント」のホテル部分は170室を有し、国内外で個性的なホテルを手掛けるUDS(東京都渋谷区)が企画、設計、運営を担当。1階の店舗部分にはブルーノート・ジャパン(東京都港区)が新業態のダイニング&バーを出店する。なお、108室で構成される賃貸住宅は東急住宅リース(東京都新宿区)が管理・運営を行う。
 建物全体の外構・外壁、インテリアには緑を多く取り込み、街に溶け込むデザインが特長。客室は15㎡のコンパクトな部屋から、47㎡のバルコニー付きまで用意。リラックスを重視した客室、ビジネス利用での機能を重視した客室の2タイプを展開している。
 また、2階には新たなものづくりプロジェクトの場として「TOKYO CRAFT ROOM」を設置。国内外のデザイナーが日本各地のものづくりの現場に赴き、その土地や歴史、技術、素材をリサーチし、作り手とともに未来を思い描きながら、洋の東西を問わず現代に合わせたアイテムを生み出す活動を行う。完成したアイテムは「トーキョークラフトルーム」内で展示され、販売も予定されている。また、ギャラリー期間以外はアイテムとともに客室として提供される。
 今月13日に開催された施設内覧会には安田不動産代表取締役社長の中川雅弘氏が出席。中川社長は「当社はこれまで『日本橋浜町Fタワー』や『トルナーレ日本橋浜町』などの大型施設を開発し、近年は未利用地の活用や人気店の誘致なども積極的に行っています。『ハマチョウ ホテル&アパートメント』は、住む方・働く方の交流拠点としてだけではなく、新しい文化やコミュニティーを創出する拠点として、街の更なる魅力向上に貢献していきたいと思います」と述べている。

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