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ミシュランガイド掲載「庭のホテル」運営 隆文堂が野村不の傘下に

2019.01.15 11:58

ホテル事業のさらなる拡充に向け布石
 野村不動産(東京都新宿区)は、10日に隆文堂(東京都千代田区)の全株式の譲受について株主と合意に至り、株式譲渡契約の締結が完了したと発表した。同契約に基づき、同社は隆文堂社及び100%子会社でホテル運営会社のUHM(東京都千代田区)の全株式も取得する。
 隆文堂は、1935年に創業。「庭のホテル 東京」「東京グリーンホテル後楽園」等を保有する。隆文堂が保有する「庭のホテル 東京」は、「ミシュランガイド東京2010」よりこれまで10年連続で快適なホテルとして紹介されているほか、総支配人も兼務する木下彩代表による著書『「庭のホテル 東京」の奇跡~世界が認めた二つ星のおもてなし~』が発刊されるなど、国内外から高い評価を得、注目を集めているホテル。また、UHMは、隆文堂が保有するホテルの運営を行っており、ホテル経営・運営の豊富なノウハウや、「おもてなし」を旨とする多くの経験豊かな人材を有している。  同社では、昨年11 月に第一号店を東京・上野で開業させた直営ホテル「NOHGAHOTEL(ノーガホテル)」のほか、都心複合再開発でのラグジュアリーホテル、宿泊特化型を対象とするリース形式のホテルなど、多様な宿泊ニーズに対応した様々な展開を進めているが、隆文堂の完全子会社化はホテル事業の事業基盤拡充に繋がるもの。

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