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野村不と三越伊勢丹HDが海外でタッグ マニラで大型複合開発スタート

2018.12.03 17:35

 野村不動産(東京都新宿区)と三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区)は、11月26日にフィリピン大手不動産会社の「Federal Land(フェデラルランド)」と共同で開発しているフィリピン・マニラでの大型複合開発プロジェクトを開始したと発表した。
 同プロジェクトは、分譲タワー型コンドミニアム4棟1400戸と、下層階の商業施設を組み合わせた開発で、日系のデベロッパーと小売業の共同参画による複合開発プロジェクトとしてはフィリピンで初となるもの。野村不動産・三越伊勢丹HDの両社は、それぞれの強みやノウハウを活かした施策をすすめる。
 商業施設部分においては、従来の百貨店とは異なる新しい複合商業施設とする構想。名称は百貨店と同じ「MITSUKOSHI」となる予定だが、「食」をとおして広がる体験を提案するほか、上質で新しいライフスタイルを提案できるよう、フィリピン初出店ブランドを含むショップや業態の誘致・展開を目指していく。
 全体の竣工は2027年を予定。建物は地上54階地下3階で、うち商業施設は地下1階から地上3階建部分、延床面積は2万8000㎡。住宅部分は地上3階から54階で、延床面積は12万㎡となっている。

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