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デパートにサービスオフィス!?「近鉄百貨店四日市店」リニューアル

2018.11.26 18:20

 近鉄百貨店(大阪市阿倍野区)が三重県四日市市で運営する「近鉄百貨店四日市店」が大規模なリニューアルを実施。今月20日にグランドオープンを迎えた。
 近鉄名古屋線「近鉄四日市」駅に直結する同施設のリニューアルは、2007年以来11年ぶりのこと。人口減少や少子高齢化に加え、EC(電子商取引)の浸透に伴う小売店を取り巻く環境の変化などから、同社は中期経営計画の基本方針として「新・百貨店事業モデルの構築」を推進している。そうした中「近鉄百貨店四日市店」は地域密着型・ターミナル複合商業施設として、従来の百貨店ゾーンの見直しを行い新たに再編集したうえで、集客力のある大型専門店の導入や、イベント・ワークショップなどのコミュニティ機能の強化を図っている。
 特徴的なのが7階のサービスオフィス「SYNTH(シンス)」のビジネスセンターである。「SYNTH」は大阪中心部のオフィスエリア・堂島に1号店を出店し、質の高いサービスと洗練された内装デザインで、利用客から高い評価を得ているサービスオフィス。「SYNTHビジネスセンター近鉄四日市」は近鉄百貨店のフランチャイズ事業によるもので、上質なオフィス空間を提供するとともに、オフィス家具や通信機器、高度なセキュリティ環境を備えている。
 20日のグランドオープンに先立ち19日に行われた施設内覧会には、近鉄百貨店の高松啓二社長、「無印良品」で出店する良品計画の金井政明会長、SYNTHの田井秀清社長らが出席。高松社長は今回のリニューアルオープンについて、「商品を販売するだけの施設から、人と人が集い、そして人と街をつなぐ施設として、地域の皆様に長く愛される施設を目指したい」と抱負を述べた。

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