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「渋谷スクランブルスクエア」来秋開業 渋谷エリア最高峰の地上47階建て

2018.11.19 17:36

 東急グループは15日、建設中の「渋谷スクランブルスクエア第1.期(東棟)」の開業時期を2019年「秋」とするとともに、展望施設・産業交流施設の名称・ロゴとコンセプトなどを発表した。百年に一度と言われる渋谷駅周辺の再開発は現在6つのプロジェクトが進行中。「世界の渋谷」として新しい情報発信地を目41指す。

 東京急行電鉄(東京都渋谷区)、東日本旅客鉄道(東京都渋谷区)、東京地下鉄(東京都台東区)の3社共同事業による渋谷駅周辺再開発では、2017年4月開業の「渋谷キャスト」、2018年9月開業の「渋谷ストリーム」、「渋谷ブリッジ」に続き、2019年秋に「渋谷スクランブルスクエア第1.期(東棟)」が開業する。
 東棟は渋谷エリアで最も高い地上47階建で、展望施設、産業交流施設、商業施設、オフィスの4施設により構成される大規模複合施設。
 渋谷最高峰の地上230mの高さには日本最大級の広さ(2500㎡)となる展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」が誕生する。渋谷の中心に位置し、スクランブル交差点や富士山、「東京スカイツリー」などを一望できる360度のパノラマビューが実現する。
 17階から45階までのオフィス空間は、賃貸面約7万3000㎡、基準階面積は最大約2900㎡(約870坪)と渋谷の最大級の広さを誇り全フロアから都心の眺望が堪能できるハイグレードオフィス。ミクシィやGMOインターネットグループ、サイバーエージェント等の約8社の入居が決定している。 
 15階の産業交流施設の名称は「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」。「問いの感性」を磨き、「混じり合い、生み出され、世界へ」をコンセプトに、世界中に知られる日本を代表する名所、渋谷のスクランブル交差点に面する新たな「SQUARE(街区/広場)」として、渋谷の中心からムーブメントを発信し、新たな文化を生み出すステージとなることを目指す。 
 開業に伴い、渋谷駅や歩行者デッキなどの各階をエレベーターやエスカレーターによって結び、地下やデッキから地上に人々を誘導する、街に開かれた縦軸空間「アーバン・コア」を整備し、すり鉢地形である渋谷の縦移動の拠点とし、街の回遊性を高める。

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