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京王 「笹塚テラス」29日開業

2018.11.12 15:06

中長期滞在型宿泊施設「カリオ」が核

 京王電鉄(東京都多摩市)と京王不動産(東京都渋谷区)は、京王線「笹塚」駅徒歩1分にある京王不動産所有の「京王笹塚ビル」をリニューアルし、新名称「笹塚テラス」として29日に開業する。当初開業を今冬としていたが、前倒しとなった。
 同ビルは1971年竣工、敷地面積約760㎡、延床面積5134㎡、地上10階地下2階の複合ビル。リニューアル後の核となるのは4~7階の「カリオ笹塚テラス(仮)」だ。
 「カリオ笹塚テラス(仮)」は、2019年春にオープン予定の新しい宿泊・滞在スタイルを提案する中長期滞在者向けの宿泊施設で、「暮らすように泊まる」、「暮らすように滞在する」施設を掲げる。2017年2月に開業した「カリオ蒲田」に続く同グループ2カ所目で、中長期滞在者向けのさまざまな設備やサービスを備えた新たな宿泊空間を提供する。その他、建物8~10階は賃貸住宅、他の階にはコンビニエンスストアや美容院、フィットネスジムなど日常使いできる店舗が入る。
 特徴的なのが、地下1階に設けられる地域交流拠点として活用できるラウンジ「笹塚アキチ!」だ。宿泊者同士の交流だけでなく、近隣商店街や地域住民との交流の場、情報の相互発信の場として、利用者の満足度向上と地域消費の促進、街の活性化につなげる拠点を目指す。
 「笹塚アキチ!」と「カリオ笹塚テラス(仮)」を合わせ、街全体が宿泊・食事・イベント・各種サービスを提供するひとつのホテルとして、新しい滞在スタイルを目指すとしている。

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