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Property Access 海外不動産プロジェクトの受賞式開催

2018.11.05 16:38

審査員長にケネディクス会長・川島氏

 日本のデベロッパーが海外へ進出する。そのなかで、海外デベロッパーのプロジェクトを紹介しようと、日本初の式典が今月開催される。
 Property Access(本社シンガポール、東京都千代田区)は14日、「アンダーズ東京」にて「Japan International Property Awards 2018」を開催する。日本で初めてとなる海外不動産プロジェクトの受賞式典で、東南アジアの優れた不動産プロジェクトを日本人の視点から評価し、表彰する。審査員長にはケネディクス取締役会長の川島敦氏、審査員にも日本の不動産のプロが並んだ。
 今回の開催について代表取締役社長CEOの風戸裕樹氏は「東南アジアの優れた不動産プロジェクトが日本に紹介される機会がほとんどなかったことが背景にある」と言う。足もとでは東南アジアへ進出するデベロッパーは多い。一方で東南アジアのデベロッパーも日本進出の機会をうかがっている。しかし、その知名度は国内でほとんどないために「壁がある」のが実情だ。
 風戸氏は今回の開催を通して「日本の不動産関係者が東南アジア地域のデベロッパーや、彼らの開発を知る機会になれば」と話す。来年以降の開催については「当社単独ではなく、協賛や共同開催、あるいは一般社団法人への移管など様々な可能性を検討したい」としつつも「年1回での開催」を目指していく。

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