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東急電鉄 「東急上馬ビル」10月1日開業

2018.09.25 15:28

 東京急行電鉄(東急電鉄・東京都渋谷区)は、10月1日に田園都市線「駒沢大学」駅に「東急上馬ビル」を開業する。同ビルは、世田谷区の上馬まちづくりセンター跡地を同社が公募にて区から賃借し、建物を建設しており、2階に小規模保育事業所「(仮称)上馬つきの木保育園」、3階に企業主導型保育事業所「KBCほいくえん駒沢」の2つの保育園を整備するほか、1階はコンビニエンスストア、4階から7階はオフィスから成る地上7階建ての複合施設となっている。
 同ビルが位置する「駒沢大学」駅付近は、都心部からの交通利便性が高く、周辺に駒沢公園をはじめとする公園や駒澤大学をはじめとする大学商業店舗も多い住宅地として人気のエリアで、生産年齢人口および年少人口が増加している。東急電鉄は東急線沿線の社有地や駅直結商業施設内などに、これまでに26園の保育園を誘致しており、グループ会社のキッズベースキャンプ(東京都世田谷区)でも保育事業を開始するなど、子育て世代の増加に合わせて、子育てしやすい環境の整備を進めている。同ビルには2つの保育園のほか、保育園の利用者以外にも地域の親子が気軽に立ち寄ることができる施設、「(仮称)Hotto Cafe つきの木ひろば」を2階に整備する。他の親子やスタッフと交流したり、育児相談ができる場を提供する。
 同ビルの建物管理は東急ファシリティサービス(東京都世田谷区)、警備を東急セキュリティ(東京都世田谷区)、電力供給を東急パワーサプライ(東京都世田谷区)がそれぞれ受託するなど、東急グループが一体で運営し、継続的な物件の維持・価値向上を目指していく。

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