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伊藤忠都市開発 池袋でホテル 共立メンテと初の共同開発

2018.09.14 11:15

 伊藤忠都市開発(東京都港区)は4日、東京都豊島区東池袋3丁目で共同開発をすすめている「(仮称)東池袋3丁目ホテルプロジェクト」が、7月初旬に着工したと発表した。伊藤忠都市開発のホテル開発としては、「(仮称)港区高輪三丁目ホテル計画(正式名称:都シティ東京高輪)」、「(仮称)秋葉原ホテルプロジェクト」に次ぐ第3号物件となる宿泊主体型のホテル。伊藤忠都市開発では、外交人観光客の増加や2020年東京オリンピック・パラリンピックなどを背景とし、今後もビジネス、観光ともに宿泊需要が見込めるとの判断から、従前からのコアアセットである分譲・賃貸住宅、物流施設開発事業にホテル開発事業を新たに加え、事業領域の拡大に取り組んでいくとしている。
 計画地は都内有数のターミナである「池袋」駅から徒歩約8分。豊島区役所跡地の再開発計画をはじめとする街区整備が行われるエリアにあり、ビジネス、観光双方のニーズが期待できるとしている。
 開発後はホテル運営を行う共立メンテナンス(東京都千代田区)が、ホテル「ドーミーイン」として出店する予定。都心らしいスタイリッシュな外観の一方で、大浴場や露天風呂を最上階に設けるなど同ブランドのコンセプトに沿った商品企画としている。
 客室は約15㎡のシングルルームを中心とした192室を予定。伊藤忠都市開発が住宅開発で培ってきたノウハウと共立メンテナンスのホテル運営経験を活かし、利用者にとって快適な室内空間をつくる。
 建物は敷地面積約750㎡の地上15階地下1階で、竣工は2020年3月31日を予定。竣工後、土地建物は一括で芙蓉総合リース(東京都千代田区)に売却される。
 なお伊藤忠都市開発と共立メンテナンスの共同開発は今回が初。伊藤忠都市開発では共立グループをはじめとするホテル運営会社との協業に積極的に取り組むとともに、都心のみならず地方都市を含めた需要の高いエリアでのホテル開発を検討するとしている。

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