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近鉄不動産 名古屋でマンション建設着手 アセット事業への取り組み強化

2018.08.20 16:47

 近鉄不動産(大阪市天王寺区)は、分譲住宅を中心に事業を展開してきた名古屋エリアにおいて、アセット事業への取り組み強化を検討。その第1弾プロジェクトとして名古屋市中区栄一丁目で、地上21階の免震構造のタワーマンション「(仮称)ローレルタワー名古屋栄」の建設に着手した。
 「(仮称)ローレルタワー名古屋栄」は、一棟のマンションの中に賃貸住宅フロアと定期借地権付分譲住宅フロアを組み合わせたもので、このような構成は同社初。また賃貸住宅フロアの一部を、短期での賃借契約が可能で、居室に家具・家電を備えたサービスアパートメント仕様にする試みも同社初となる。
 これは従来の「住宅を長期間所有・賃借する」という発想に加え、「一時的に利用する」という住まいを提案するもの。また賃貸・分譲フロアを問わず、ラグジュアリーホテルのような空間と行き届いたコンシェルジュサービスを提供し、リニア中央新幹線の開業を見据えた名古屋圏中枢都市の国際化・多様化する都心居住ニーズを意識したかたちだ。
 2019年1月には、分譲住戸のモデルルームオープンを予定。詳細については、決定次第発表するとのこと。近鉄不動産は同物件を皮切りに、今後も名古屋エリアにおけるオフィスビル、ホテル、賃貸住宅など、アセット事業の強化を図っていく。

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