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西鉄 「福ビル街区」建替えへ

2018.08.13 14:29

 西日本鉄道(西鉄・福岡市中央区)は3日、福岡市内の「福ビル街区(福岡ビル、天神コアビル、天神第一名店ビルを含む街区)」において、第1期事業の建替計画(福岡ビル及び天神コアビルの建替)を決定した。
 同街区の開発コンセプトは、「創造交差点 meets different ideas」で、アジアゲートウェイ、九州一の商業エリア、職住接近のコンパクトシティといった特徴を生かしたヒト、モノ、情報の交差によって、常に新しいビジネスと文化を生み出す。新しいまちのブランドを示すことで、福岡天神を「来街者とワーカー自ら主体となって創造と文化を楽しむまち」に変革させることを目指す。
 第1期事業では「福岡ビル」および「天神コアビル」を地上19階地下4階、高さ約96m、延床面積約10万㎡の高層ビルに建て替える。建物は商業・オフィス・ホテル等のミクスドユース施設(複合施設)とし、商業フロアは福岡ならではのライフスタイルを発信することで天神の魅力を高めるとともにオフィスワーカーの利便性向上に寄与する機能を配置。オフィスフロアは、九州最大の基準階面積を誇る賃貸オフィスを整備する。ホテルフロアでは、クリエイティブワーカーや外資系ワーカーをターゲットとしたハイクオリティホテルを整備し、ビジネスとの融合を目指す。
 建物外観には日本の伝統的な格子柄をイメージしたフレームデザインや、西鉄電車のレールから発想を得た鉄の素材感を表現。ビル内の様々な用途が交じり合う様子を視覚的に表現したグリッド形状としている。
 2019年4月以降に「福岡ビル」を、2020年4月以降に「天神コアビル」を解体着手し、2023年12月に第1期ビルの竣工、2024年春の開業を目指す。

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