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空き家活用 第三者割当増資実施 サービス強化へ

2018.08.13 14:18

 流通していない空き家データベースを企業向けに提供している空き家活用(東京都港区)は8日、ジェネシア・ベンチャーズ(東京都港区)、ジャパンベストレスキューシステム(名古屋市中区)、河合達明氏(東証一部上場のブラス代表取締役)を割当先とするシードラウンドの第三者割当増資を実施した。
 同社は「日本の空き家問題を解決すべく、新たな市場を構築し、新たな『暮らし』と『働く』を創造すること」を経営ビジョンとして掲げる。具体的には流通・利活用されていない日本中の空き家データベースを整備することで、空き家の所有者に対して効率的にアプローチが可能となる空き家データベースを不動産企業などに提供する。また空き家所有者向けの勉強会などを実施し、積極的に空き家の利活用を促進している。
 今回の増資により同社が展開する空き家活用データベースシステム「AKIDAS」のサービスエリア拡大、空き家情報の質の拡充を図っていくとともに、調査プロセスの更なる効率化、マーケティング強化を図る。事業拡大のアクセルを踏み込んでいく構えだ。

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