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大和ハウス工業/立教大学 文化とともに変わるビルディングの研究講座

2018.07.02 17:57

 大和ハウス工業(大阪市北区)と立教大学大学院(東京都豊島区)は、7月から寄付講座「文化の居場所を考える 21世紀の文化の容れ物―変容するビルディングタイプ」を開講する。講座開講に先立ち、先月28日には同大学池袋キャンパスで講演会が行われた。
 近年、映画館や喫茶店などの伝統的ビルディングが、今まで担っていた文化的背景とは異なるソーシャルシアター、哲学カフェ、シェアオフィスなどに変化を遂げている。講座では、これらの社会的変化をビルディングタイプごとに見ていくとともに、タクティカル・アーバニズムのような新しいデザインと使われ方を生み出す方法論について紹介される。
 講座は全8回で、初回は7月2日18時30分から。第1回は国土交通省都市局公園緑地・景観課の町田誠課長が講師として参加。第2回以降のテーマにはホール・劇場・ミュージアム・学校・幼稚園・住宅・リノベーション・カフェ・カプセルホテル・仮想空間などを予定し、12月下旬にまとめの公開シンポジウムを予定している。

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