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住友不動産 「住友不動産麹町ファーストビル」竣工

2018.05.28 18:35

 住友不動産(東京都新宿区)は22日、千代田区麹町において開発を推進してきた「住友不動産麹町ファーストビル」の竣工式を執り行った。
 同ビルは「麹町」駅、「半蔵門」駅、「四ツ谷」駅など6駅8路線が利用可能な交通利便性が高い立地に位置している。東京都が沿道建築物の耐震化促進を図っている特定緊急輸送道路に指定された新宿通り(国道20号)沿いに立地し、従前の敷地には旧耐震基準のビル4棟と木造住宅2棟が立地していたが、6棟の再開発により沿道建築物の耐震化にも寄与している。建物規模は地上10階地下1階、敷地面積1683・70㎡、延床面積1万3487・21㎡。建物のファサードデザインは新宿通りに面する外観の周辺部に熱線反射ガラスを使用し斜めの面で額縁のようにし、その内側の中心部は緑色のフロートガラスと透明なLow-Eガラスで複層に覆うダブルスキン手法を採用している。2層のガラスカーテンウォールとすることで、建ち並ぶビル群の中で様々な表情を映し出す。
 また、同ビルでは免震構造が採用されており、建物下部に免震装置を設け、揺れを吸収。建物に直接地震エネルギーを伝えにくくする構造とし、人命はもとより、家具等の転倒リスクも軽減する。地震発生時はエレベーターを自動的に診断、機械室に設置した感知器が120ガル未満の揺れであれば、自動的に仮復旧運転するシステムも採用している。

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