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からくさホテルズ 2017年度のホテル運営実績を発表

2018.05.07 12:44

 観光客向け宿泊特化型ホテルを経営・運営管理しているからくさホテルズ(東京都港区)は、運営する5つのホテルの2017年度実績を発表。「からくさホテル」がターゲットとする国内外の観光客に合った立地、コンセプト、サービスが86・6%の高稼働につながり、ホテルの特徴を反映した結果となった。
 同社ホテルの2017年度の外国人比率は84%。日本人比率の高いホテルでは週末のみ高稼働となる施設も多いが、「からくさホテル」は外国人観光客が多いことで曜日に関係なく稼働の平準化を図ることができたほか、同伴係数・宿泊日数を増やすことにもなり、年間を通じての高稼働を実現。中でも大阪・なんばは、立地の良さや機能面・サービスの充実を背景に、11月の開業直後から高稼働を記録し、2月は92・5%、3月は93・5%、客室単価も2万円以上となる日を記録した。
 また、インバウンド比率は総じてアジアが多くを占めているが、札幌は他ホテルより日本人比率が29%と高く、京都は欧米豪の比率が38%。関西エアゲートは春秋グループとの提携で中国人が83%を占めるなど、ホテルによって特色が異なる面も明らかとなっている。

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