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住友商事 東日本大震災被災地でメガソーラー発電所

2018.04.23 14:48

 住友商事(東京都中央区)は、16日に福島県南相馬市真野・右田・海老地区でソーラーパワー南相馬・鹿島(福島県南相馬市)を通じて開発中の太陽光発電所建設工事が竣工、3月20日に商業運転を開始したと発表した。
 同事業は「みずほ銀行(東京都千代田区)を幹事銀行として組成した金融機関団がソーラーパワー社へ融資を実行し、設計・調達・建設業務を東芝エネルギーシステムズ(川崎市幸区)と大成建設(東京都新宿区)が担当したもの。
 同事業は南相馬市が所有する東日本大震災による被災地に約22万枚の太陽光パネルを設置する、県内最大の発電容量59・9メガワットのメガソーラー発電事業。総事業費は約220億円で、同事業で発電する電力は一般家庭約2万世帯の使用電力量に相当し、固定価格買取制度を活用して主に東北電力(仙台市青葉区)をはじめとする小売電気事業者に電力を供給する。同社はまた、同市原町東地区でも発電容量32・3メガワットの太陽光発電設備を建設中で、12月の運転開始を目指すとしている。

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