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ヒューリック 渋谷・公園通りに新商業施設 環境配慮・BCP対応に特化

2018.04.23 14:42

 文化の発信地である東京・渋谷の中心地で、新たな流行を生み出す施設が誕生した。エリア全体の更なる回遊性の向上に期待が寄せられる。

 ヒューリック(東京都中央区)は13日、同渋谷区宇田川町3丁目に土地を取得し開発事業を進めていた「ヒューリック渋谷公園通りビル」が竣工したと発表した。
 同ビルは、JR山手線「渋谷」駅から徒歩約5分、代々木公園や明治神宮へと続く渋谷公園通りの中程に位置する地上9階地下1階、延床面積約5300㎡の商業施設。1階から3階はアパレルとホテルが融合した新業態として、ストライプインターナショナルによるブランド「KOE」の旗艦店に賃貸する。地下1階はクリニックおよび飲食店舗、4階から9階はサービス店舗が入居する複合商業施設となっている。
 環境配慮として、屋上緑化や壁面緑化等を積極的に採用するとともに、メインストリートである公園通りから緑化が眺められる配置計画を採用した。都心でありながら緑を楽しめるファサードデザインになっている点もビルの魅力である。
 また、建物の安全・BCP対応として、オイルダンパーを設置し、建築基準法の1・5倍の保有水平耐力を確保した制振構造の建物となっている。

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