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東京地下鉄がサテライトオフィスの実証実験 駅構内にボックス型ワークブースを設置

2018.04.23 14:20

 東京地下鉄(東京都台東区)は6月1日より、富士ゼロックス(東京都港区)と共同で開発した個人専用のボックス型オフィス空間「ワークブース」を地下鉄構内に設置する「サテライトオフィスサービス」の実証実験を開始する。
 ブースを設置するのは南北線「溜池山王」と、千代田線「北千住」の構内。ワークブース内にはテーブルや椅子、電源、Wi-Fi、液晶モニターなどが備えられている。周囲を囲まれたボックス型のため、電話や資料作成など周りを気にすることなく集中して執務にあたることができる。また短時間利用も可能なため、移動中の空き時間の有効利用にもつながる。
 利用は専用アカウントを取得した後、利用したい時間を予約。利用時間になったらスマートフォンでブースの電子錠を解錠して入室する。利用者登録から予約、解錠まですべてスマートフォンで完結できる。
 実験は駅構内におけるオフィス空間のニーズの検証と、ワークブース設備や予約システムの使いやすさの検証が目的で、5月末までは東京メトロ・富士ゼロックスや両関連会社社員がシステム運用のため試験的に使用し、6月から9月末までワークボックスを一般解放する実証実験を実施する。
 東京地下鉄では、将来的には駅構内のほか沿線地域への拡大も検討するとしている。

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