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ソフトバンク・テクノロジーほか オフィスビルへのサイバー攻撃実証実験

2018.04.16 17:08

 物理的なセキュリティの高さを特長とするインテリジェントビルが、現代のオフィスビルの主流となっている。一方で建物内の各設備機器の一元管理が可能になる中で、これらのセキュリティに対しても高度な対応が求められている。

 ソフトバンク・テクノロジー(東京都新宿区)とサイバートラスト(東京都新宿区)は、竹中工務店(大阪市中央区)と共同でビルオートメーションシステムおける設備環境を対象としたセキュリティ脆弱性診断の実証実験を実施。その結果、社内情報系ネットワーク経由ならびに閉域網での運用を前提とした制御ネットワーク自体からのサイバー攻撃では脆弱性が検出された。これにより、空調サブシステムといった制御ネットワーク上のサーバや機器への不正侵入、またはマルウェアを感染させることで電力システム、空調システム、照明システムなどをダウンさせるといった被害を及ぼす可能性があることが判明した。
 今回の結果を受け、同社とサイバートラストの2社は竹中工務店と連携して、制御設備環境へのセキュリティ対策として、社内情報ネットワーク経由ならびに、閉域網での運用を前提とした制御ネットワーク自体からの侵入に加えて、機器への物理的な攻撃も想定した対策を講じる必要があることを踏まえて、制御向けセキュリティソリューションの開発を推進する。

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