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「FUTURE HOUSE PROJECT」開催

2018.03.19 10:53

「池尻セレクトハウス」スペース運営の新たなヒントに
 レンタルスペース「池尻セレクトハウス」を運営している和光建物(東京都渋谷区)は10日、11日の両日で「FUTURE HOUSE PROJECT」を開催。芝浦工業大学の学生サークル「ShibaLab」との共催。プロジェクションマッピングを使った「遊び心」が豊富な展示に、子どもはもちろん、大人からも「こんな家に住んでみたい」という関心を集めた。
 1階には「オリジナルTシャツ・バッグ作り」ができる最新の「ガーメントプリンター」を設置。ガーメントプリンターとはTシャツなど衣類に直接インクジェットプリントできる印刷機のこと。方法は簡単で、携帯電話やデジタルカメラなどで撮影した画像素材を専用のプログラムにアップロード。パソコンの画面上で模様の配置や明るさの設定などを行う。この設定を終えれば完成まで5分足らずだ。
今回のイベントを主催した竹岡剛志氏も「Tシャツやトートバッグの数に限りがあるので、先着順でしたが、多くの人に興味を持って頂くことができました」と話し、最新機器の性能に多くの人が驚きを見せた。 
 2階には「未来の和室」が登場。障子にプロジェクションマッピングで四季の風景を映し出すことで、幻影的な空間をつくりだすことができる。投影機材は投影する場所から30cm離していれば、映し出せるという代物。竹岡氏は「これまでレンタルスペースの利用者は主に1階の利用が中心でしたが、これを導入することで2階の利用も増えるのでは」と見込みを立てていた。
 「未来の家」の形の一端を示した今回のイベント。竹岡氏にとっても今後のレンタルスペース運営の点で、多くのヒントを得ていたようだ。

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