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YAMABISHI/東京電力エナジーパートナー

2018.03.05 13:16

リチウムイオン蓄電システムを開発・導入
 YAMABISHI(東京都大田区)は、瞬低停電対策用大型リチウムイオン蓄電システムを開発し、東京電力エナジーパートナー(東京都港区)とともに、山梨県甲府市にあるコニカミノルタサプライズ本社工場に導入した。
 同システムは、平常時はエネルギーリソースとして上位系EMSからの指令に基づいたデマンドレスポンスに使用され、効率的なエネルギー活用による電力平準化を実現するもの。停電時はUPSとして無瞬断で蓄電池からの放電に切り替わり、利用者の施設内における重要設備への電力供給を継続する。また、送配電ネットワークのトラブルなどにより長期的な停電が発生した場合、非常用発電機と連動し長期間の電力供給を実現。蓄電池の重要な役割となるエネルギーリソースとUPSのマルチユースを実現させた蓄電システムとなっている。蓄電池部は、村田製作所(京都府長岡京市)製のオリビン型リン酸鉄リチウムイオン蓄電池を使用する。
 同社は「デマンドレスポンスや停電対策のみならず、再生可能エネルギーの更なる有効活用など蓄電システムの需要は大幅に増加している。より多くのお客さまへ蓄電システムをお届けすることにより、エネルギーの有効活用・CO2削減に貢献していく」としている。

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