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三菱地所/積水ハウス

2018.03.05 13:42

名古屋「(仮称)錦二丁目計画」竣工 新築と歴史的建物の融合
 三菱地所(東京都中央区)が積水ハウス(大阪市北区)とともに名古屋市中区錦ですすめてきた再開発プロジェクト「(仮称)錦二丁目計画」が、2月28日に竣工した。グランドオープンは3月20日。
 開発地は、名古屋の目抜き通りである広小路通と本町通が交差する場所。高さ100mの「広小路クロスタワー」を新築するとともに、1926年竣工の歴史的建造物「旧名古屋銀行本店ビル」を改修した。
 築92年の「旧名古屋銀行本店ビル」は6階建て。1989年に名古屋市都市景観重要建築物に指定。建物本体と外装を極力現状のまま保存しつつ、100年を超えて活用できるよう耐震性の確保や設備の入れ替えなどを実施。1棟すべてをレストラン兼ウェディング・パーティー会場としてリニューアルした。
 「広小路クロスタワー」は延床面積4万4243㎡、地上21階地下1階。三菱UFJフィナンシャル・グループ(東京都千代田区)の名古屋本部機能の入居が決定しているほか、1~2階にはカフェ、物販、レストランやスパが設置。賃貸オフィスはワンフロア450坪の無柱空間で、最小30坪まで小割化が可能。
 三菱地所では中部圏、名古屋を、2027年のリニア中央新幹線開通に向けさらに競争力が高まるエリアと位置付けている。2016年には「大名古屋ビルヂング」を開業させており、今後も名古屋の街づくりに貢献していくとしている。

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