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東京急行電鉄 2018年秋開業 渋谷ストリームの全テナントが内定
2017.11.27 12:06
アーバンコアは12月2日に一部供用開始
東京急行電鉄(東京都渋谷区)は11月17日、「渋谷駅南街区プロジェクト」において2018年秋の開業を予定している大規模複合施設「渋谷ストリーム」のオフィス、ホテル、商業施設の全賃貸区画の入居テナントが内定したと発表した。
オフィス区画は前号でお伝えした通り、全フロアにグーグル(東京都渋谷区)が入居して本社機能を置く予定で、入居予定時期は2019年度としている。ホテルは一部報道で「エクセルホテル東急」がエリア2店目の出店と伝えられている。
また「渋谷」駅周辺の開発では、歩行者の移動利便性を高める垂直空間「アーバン・コア」の新設が複数計画されている。渋谷ストリームにおいても「渋谷」駅南側方向への歩行者空間を整備し、首都高3号線と国道246号による街の分断の解消を目指している。12月2日には地下2階から地上1階までの一部を先行して供用開始し、「渋谷」駅地下改札から地上までのあらたな動線を創出する。
渋谷ストリームは「クリエイティブワーカーの聖地」をコンセプトとし、建物内にはオフィス、ホテル、商業施設のほか、ホールやカンファレンス、自転車通勤や子育てとの両立などのワークスタイルを支援する施設を設ける。
建物は地上35階地下4階、延床面積11万6700㎡で、1~3階は店舗面積3000㎡、約30区画の商業施設、4階にはサイクルカフェや多目的スペースなどの施設を配置する。
9~13階はホテル、14~35階はオフィスとし、建物内にはホールも設けて音楽ライブや様々なイベントにも対応。また隣接地を流れる渋谷川を再生し、約600mにわたる水辺空間を創出。渋谷エリアと代官山エリアをつなぐオアシスが誕生する。