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フージャース 米ポートランドで開発 CLT工法によるシニア向け賃貸住宅

2017.11.13 12:12

 フージャースホールディングス(東京都千代田区)グループであるHoosiers(米国ポートランド)は6日、米国の不動産デベロッパーであるKaiser Group(米国ポートランド)と合弁会社を設立し、ポートランドにおけるシニア向け賃貸住宅開発プロジェクトを開始すると発表した。 
 同社グループは海外事業を次期成長分野の1つに位置付け、アジア・パシフィックエリアに続き、北米エリアにおける不動産事業の展開を模索すると共に今年10月に現地法人Hoosiersを設立。「全米一住みたい街」として注目され、安定した経済成長及び雇用率の増加に伴う人口流入等が進むオレゴン州ポートランドの住宅市場に着目し、同都市の経済成長及び都市開発を推進する公共団体PROSPER PORTLANDの紹介のもと、現地デベロッパーであるカイザー・グループ社とシニア向け賃貸住宅開発事業を共同で始動することになった。
 新たに開発する施設はポートランドの中心部に位置し、地上6階地下1階の住宅及びショップハウス、店舗からなるシニア向け賃貸住宅だ。サービス付き高齢者向け住宅と一線を画し「シニア専用」ではなく、デザイン性の高い設計を施す一方、バリアフリー等の安全面にも配慮した作りになっている。建築手法としてCLT(直交集成板)工法を採用。完成は2020年8月頃を予定。

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