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三井不動産 「東京ミッドタウン日比谷」に名称決定

2017.09.11 13:36

延床約19万㎡にオフィス・商業棟を集約
 三井不動産(東京都中央区)は4日、千代田区有楽町において推進中の開発プロジェクト「(仮称)新日比谷プロジェクト」について、プロジェクト名称を「東京ミッドタウン日比谷」に決定したことを発表した。

 「東京ミッドタウン日比谷」は、有楽町一丁目の「三信ビルディング」及び「日比谷三井ビルディング」跡地において同社が推進しているプロジェクト。2018年2月1日に竣工、同年3月29日のグランドオープンを予定している。
 「東京ミッドタウン」は同社が総力を結集して開発する、都心部におけるミクストユース型(複合用途型)街づくりのブランドで、現在開発中の「東京ミッドタウン日比谷」は2007年に港区赤坂の防衛庁本庁檜町庁舎跡地に開業した「東京ミッドタウン」に続き、同ブランド2施設目となる。「東京ミッドタウン」ブランドにおいては「JAPAN VALUEを世界に発信しつづける街」という共通ビジョンのもと、それぞれの街の個性を生かしながら経年優化の街づくりの実践を目指す。「東京ミッドタウン日比谷」では、これまで「東京ミッドタウン」での運営で展開してきた「Diversity」・「Hospitality」・「Creativity」・「Sustainability」の4つの提供価値に加え、街の個性である「In the Park(緑やオープンスペースと街が連続した空間となり、心が豊かになる街)」・「Entertainment(新たな芸術文化・エンターテイメントを発信する街)」・「Elegance(文化的刺激に溢れ、本物を知る大人たちが集う街)」を街固有の提供価値としている。
 施設は地上35階地下4階建て、延床面積は約18万9000㎡で、オフィスや商業などで構成される。オフィスフロアは9・10階のロビー階からアクセスし、11階から34階の24層を構成。また、6階の「(仮称)日比谷ビジネス連携拠点」では、ベンチャー企業や大企業など多種多様な人材が集結したコミュニティを形成し、ビジネス支援の場の提供や新産業の創出を支援する。
 商業フロアには日比谷公園に近接する優れた眺望を生かしたレストランや、ライフスタイルショップを配置し、11スクリーン約2300席のシネマコンプレックスなど全60店舗が地下1階から地上7階までの8層に出店する。

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