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ケネディクス/野村総合研究所 クラウドファンディング事業会社設立

2017.08.14 12:42

不動産テック分野での協業に向けた基本事項に合意
 ケネディクス(東京都中央区)と野村総合研究所(東京都千代田区、以下NRI)は10日、不動産を対象とした投資型クラウドファンディング事業での協業に向けた基本事項について合意したと発表した。
 ケネディクスは同事業を推進するため、ビットリアルティ(東京都港区)を6月26日に設立。ビットリアルティに対する2社の出資総額は4億9500万円、出資比率はケネディクス80・1%、NRI19・9%となる予定だ。
 ビットリアルティは、不動産の投資型クラウドファンディング事業を推進し、インターネットを通じた不動産への幅広い投資機会を様々な投資家に提供する。従来、個人にとって不動産への投資の機会はJ―REITやマンション投資などに限られていたが、個人でも小口化された不動産金融商品にインターネットを通じて投資できる仕組みを提供することで投資家は賃料収入などのキャッシュフローを享受することができるという。ケネディクスは不動産クラウドファンディング事業における不動産金融商品の開発及び投資対象の調達のサポートや不動産にかかわる資産運用業務を行う一方、NRIはこれらの事業を支えるITサービスを提供する。
 今回の取り組みに対して両社は他の不動産資産運用会社や不動産デベロッパー会社等が参画し、業界標準となることを目指すという。将来的に人工知能やビッグデータ分析、ブロックチェーン等を応用し、投資アドバイスを行うロボットアドバイザー等の不動産テック事業における新たなサービスの提供も視野に入れている。

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