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森トラスト マリオット最高級ホテルブランド日本初上陸

2017.07.17 17:01

伊達社長「新たな時代の、新たな価値を世界に発信」
20年虎ノ門、銀座に開業
 森トラスト(東京都港区)は12日、マリオット・インターナショナル(米国メリーランド州)と同社グループの最高級グレードのラグジュアリーライフスタイルホテルブランド「EDITION」を虎ノ門、銀座の2カ所において誘致することに合意したと発表。同ブランドの誘致は日本初で「東京エディション虎ノ門」、「東京エディション銀座」として2020年の開業を目指す。
 「エディション」はマリオット・インターナショナルとイアン・シュレーガーカンパニーの創業者、イアン・シュレーガー氏のコラボレーションによって2013年にロンドンで誕生。その土地と時に合わせた食事、エンターテイメント、サービス、アメニティを提供してきた。現在ニューヨーク、ロンドンをはじめ4ホテルを展開、今後13のホテル計画も予定している。「東京エディション虎ノ門」、「東京エディション銀座」ではデザイナーに建築家の隈研吾氏を起用する。
 「東京エディション虎ノ門」は2020年3月に竣工を予定する「東京ワールドゲート」に誘致する。31~36階を使用し約200室を用意する予定で、ワークスタイル、ライフスタイルなど東京の新たなトレンドの発信拠点を担うことを目指す。一方、「東京エディション銀座」は2020年初頭の竣工を目指す「(仮称)銀座二丁目ホテル計画」の建物に入居する。
 森トラストの伊達美和子代表取締役社長は「2020年、東京五輪に世界中が湧く最高のタイミングで、この2つのエディションから、世界の人々を惹きつける、新たな時代の、新たな価値が、日本に、世界に発信できることと確信しています」と意欲的にコメント。またマリオット・インターナショナル執行副社長兼最高国際開発責任者のアンソニー・カプアノ氏は「日常とは異なる場所や体験を求める旅行者にぴったりの文化的、社会的環境を提供する東京はエディションブランドにとって最高の立地です」と述べ、エディションの日本初進出の地が東京であることを喜んだ。
 「Create the Future」をコーポレートスローガンに掲げる森トラスト。ホテル事業で未来を切り拓いていくことができるのか、注目が集まる。

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