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クラスコ 新オフィスの見学会を開催

2017.07.03 17:15

リノベーション物件をバーチャルで見学できる「VR space」を設置
 石川県を中心に賃貸・売買の仲介業務を行うクラスコ(石川県金沢市)は今月22日、東京オフィスを「光澤堂GINZAビル」の7階に移転。それに伴い同日、メディアやSNSインフルエンサー向けに新オフィスの見学会を開催した。
 クラスコは事業拡大と人員増加のため、東京オフィスを東京メトロ「京橋」駅近くから「東銀座」駅近くへ移転し、名前も「クラスコ東京オフィス」から「クラスコ銀座オフィス」に改名。また同オフィスではリノベーションフランチャイズ本部事業、放送局事業、ソフトウェア開発事業、教育事業、イベント事業、不動産企画、運営コンサルティングの7事業を展開していく予定である。
 特に中心事業となるのがリノベーションと最新技術を導入したコンテンツ。全国で展開する売買リノベーションブランド「カウリノ」や賃貸リノベーションブランド「リノッタ」の新たな拠点として魅力・情報を発信していくほか、ライブ配信やVRなどの最新技術を取り入れたコンテンツの提供も行う。
 VRに関しては、同オフィス入り口すぐのデスクにVR機器を並べ、クラスコが手掛けたリノベーション物件をバーチャルで見学することが可能な「VR space」を設置。360度見渡すことができ、その場にいるような臨場感が味わえる。また照明機器などの設備にIoTを導入し、最先端のショールームとしても見学できる。遠隔での照度調整や電源のオン・オフも可能な利便性の高い最先端オフィスとなった。
 見学会の冒頭では代表取締役社長の小村典弘氏が挨拶し、今後の事業展望などについて語った。小村氏は「今年10月から、賃貸・売買業務における顧客からの質問・要望に対して人工知能(AI)がチャット形式で24時間自動対応するサービスを開始する予定です。『部屋探し』の条件となる予算や間取り、築年数などを伝えるとAIが条件に見合う物件を選定し提案します。更に検索条件をチャットで追加しながらの物件探しも行えますので、チャットなどの履歴をもとに顧客へ定期的に新規物件を提案することも可能となります」と述べた。
 その他にも、不動産に関連する業務改善ツール「CRASCO ReTech(クラスコリテック)」や同社のビジネスモデルを公開するセミナー「CRASCOビジネスモデル全部言っちゃうDay」、宅建講座の「受かっちゃえ宅建」などの紹介も行った。

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