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住友商事 中国・杭州市の住宅開発事業に参画

2017.06.26 13:22

現地デベロッパーとパートナーシップ構築
 住友商事(東京都中央区)は19日、グループ会社の住友商事(中国)有限公司を通じ、中国のデベロッパー、朗詩集団(江蘇省南京市)との間で不動産事業に関する「戦略合作意向書(MOU)」を締結したと発表した。
 朗詩集団は中国の大都市を中心に80案件以上の不動産開発実績を持つ。中国人消費者の環境・健康意識の高まりにいち早く注目し商品開発を進めており、分譲する住宅には空気清浄・温湿度を集中管理する独自の設備を導入。中国における環境・健康配慮型住宅開発を推進している。一方、住友商事は住宅開発分野においてマンションブランド「CLASSY HOUSE(クラッシィハウス)」を展開している。住友商事は「ここで培ったノウハウが朗詩集団に評価され、また両社の間にはものづくりに対するこだわりや中国国内でのエリア戦略に共通性があり、共同プロジェクトにおいて住友商事の住宅開発技術や現場施工管理方式を導入することを通じて事業のバリューアップを図るとともに朗詩集団とのパートナーシップ強化に努めていく」としている。
 MOUに基づく戦略的パートナーシップの第1号案件として中国浙江省杭州市における住宅開発事業「杭州臨平」プロジェクトへの出資を完了。杭州市中心部から北東へ約20km離れた「余杭経済技術開発区」内に位置する建物面積約1万1000坪、総戸数約800戸の案件で2019年の完成予定。余杭経済技術開発区はバイオ医薬産業モデル地区であり、多くの有力企業が進出している。開発区の勤務者をメーンターゲットとし、他物件との差別化を図った住宅を供給する。

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