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渋谷区/Proper 住民同士のつながりを構築・強化

2017.06.19 11:30

渋谷の地域コミュニティの活性化を目指す
 渋谷区と国内最大のご近所SNS「マチマチ」を運営するProper(東京都目黒区)は、同SNSによる地域コミュニティの活性化や地域課題の解決に向けた「マチマチfor自治体」に関する協定を締結した。渋谷区とベンチャー企業との協定締結は今回が初で、Properとしても自治体との協定は初となる。
 「マチマチ」は、近隣住民と街なかの子育て施設やオススメの店舗・病院などについて情報交換ができるご近所限定のオンライン掲示板。首都圏を中心に3500カ所以上の地域で利用されている。普及が広まる要因としては「携帯電話番号を用いたSMS認証による本人確認の実施」、「特定の範囲内に住む利用者同士のみしか投稿を閲覧できない」、「情報のやり取りを通して近所との繋がりを形成できる」などが挙げられる。
 「マチマチfor自治体」について今月15日、渋谷区の「美竹の丘・しぶや」にて会見が行われ、渋谷区区長の長谷部健氏とProper代表取締役CEOの六人部生馬氏はマチマチを活用して区と住民、住民同士のつながりを構築・強化することで渋谷区の地域コミュニティの活性化を目指すと発表。六人部氏は「『マチマチ for 自治体』により、区の行政、防犯・防災、地域活動などの情報をマチマチ上で発信を行うと共に区内の様々な地域活動への参加促進のサポートも可能です。区民が利用することで、オンライン上で子育て世代同士の情報交換、町の掲示板や配布チラシ閲覧、アンケートへの回答などができ、住む・働くにおいて快適な環境が構築されます」と語った。
 また長谷部区長は「渋谷区は『渋谷おとなりサンデーの日』創設などコミュニティ活性化の施策を強化しています。『マチマチfor自治体』を活用することで、区と住民間の繋がりを更に強化し、地域コミュニティの活性化に貢献します」と双方協力の姿勢を示した。

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