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東京ビルヂング協会 ビルのネズミ駆除と侵入対策

2017.05.01 14:20

高層ビルでも珍しくなくなった
 先月18日、東京ビルヂング協会(東京都千代田区)が定期開催する「ビルキョウサロン(三火会)」が「大手町ビル」の3階で行われた。
 ビルキョウサロンは同協会に所属する会員の親睦・情報交換活動を目的とした会で、毎月第3火曜日に開催されることから「三火会」とも呼ばれる。今回のビルキョウサロンはシー・アイ・シー(東京都中央区)研究開発部部長の小松謙之氏を迎えて、「ビルのネズミ駆除と侵入対策のご提案 ~スーパーラットの正体と根絶の方法~」と題した講演が行われた。
 害虫駆除に定評のあるシー・アイ・シーは冒頭で繁華街などに住むネズミの種類から紹介。各ネズミの特徴を述べつつ、昨今大規模ビルで主流になりつつある複合型のビルの低層階に入居する飲食店によって高層のオフィスビルでもネズミの生息が珍しくなくなったことを指摘。小松氏は「ビルの配管まわりをしっかりと埋め戻していない部分からや駐車ゲートの隙間から侵入することなどが多く、ネズミの種類によっては高層階にまで移動することもあります」と語る。また駆除用の餌に食いつかない場合もあるため、同社がどのようにしたら駆除できるのか説明した。講演後には小松氏をはじめ同社社員を囲んだ懇親会が開催され、情報の交換や懇親を深めた。
 次回のビルキョウサロンは、5月16日16時半からフューチャーウインドウズ(東京都台東区)代表取締役の高田恭良氏による「既存建物における開口部の省エネ改修と費用対効果 ~インナーガラスユニット トロボスによる室内温熱環境の快適化・省エネ化の取り組み」である。

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