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JLL A・Bグレードともに賃料上昇継続

2017.04.17 17:18

 総合不動産サービス大手のJLL(東京都千代田区)は12日、2017年3月末(2017年第1四半期末)時点の東京Aグレード、Bグレードオフィスの空室率及び賃料を発表した。
 東京Aグレードオフィスの空室率は2・7%で、前月比0・3ポイント上昇、前期比0・8ポイント上昇、前年比0・4ポイント上昇となった。新規供給の空室や二次空室の発生等を背景に大手町・丸の内、赤坂・六本木、恵比寿を含むサブマーケットで上昇がみられた。賃料は月額坪当たり3万6439円(共益費込)、前月比0・6%上昇、前期比0・6%上昇、前年比2・2%上昇となり、20四半期連続で上昇した。大手町・丸の内、虎ノ門、渋谷等で緩やかな上昇がみられた。
 一方、東京Bグレードオフィスの空室率は2・8%、前期比0・5ポイント上昇、前年比0・6ポイント上昇となった。賃料は月額坪当たり2万2439円(共益費込)、前期比0・6%上昇、前年比3・0%上昇となり、17四半期連続で上昇となった。
 なお、東京Aグレードオフィスの対象物件は、都心5区、延床面積3万㎡以上、基準階面積1000㎡以上、地上20階以上、1990年以降に竣工した新耐震ビル。東京Bグレードオフィスは、都心5区、延床面積5000㎡以上、基準階面積300㎡以上、地上8階以上、1982年以降に竣工した新耐震ビル。

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