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大和ハウス工業 移住・観光フェア「日本のまち、魅力再発見!」を開催

2017.02.20 17:12

地方創生を推進する自治体との合同イベント
 大和ハウス工業(大阪市北区)は今月25日、JR「水道橋」駅から徒歩2分に立地する東京本社2階大ホールにて京都市と共同で移住・観光フェア「日本のまち、魅力再発見!」を開催する。
 「日本のまち、魅力再発見!」は、京都を含む日本の各地域の魅力を伝える講演会やパネルディスカッション、自治体担当者と大和ハウス工業による個別相談などを実施する地方創生イベント。今月4日から来月5日までの約1カ月にわたり開催される京都創成PR事業「京あるきin東京2017~恋する京都ウィークス~」のメーンイベントの一環として行われる。
 出展する自治体は北から順に、札幌市、仙台市、浜松市、名古屋市、金沢市、京都市、大阪市、福岡市、熊本市、鹿児島市、沖縄県の11カ所。各地域の魅力を発信しつつ、その街で展開する同社の28カ所の分譲マンションも紹介することで、地方へのUIJターン(Uターン、Iターン、Jターン)を支援し地域活性化をサポートする。
 マンション事業推進部・企画室室長の角田卓也氏はこのような取り組みを始めたきっかけとして3、4年程前から首都圏に住む人が地方の分譲マンションを購入するケースが見られたことを挙げる。
 角田氏は「沖縄県の分譲マンションから始まったこともあり、浜松町に沖縄県のアンテナショップを設置して首都圏在住の方が現地に行かずとも物件情報を入手できる環境を作りました。また期間限定のアンテナショップをJR『東京』駅周辺で約2回開催し、首都圏在住の地方出身者に対するPR活動なども行いました。この取り組みが購入者などから好評を得て、今回の自治体との合同イベント開催に繋がりました」と語る。
 当日講演会は2部開催され、第1部は雑誌「Discover Japan」のプロデューサー兼地域ブランディング協会(東京都港区)代表理事の高橋俊宏氏による「『Discover Japan』が見た日本のまちの、それぞれの魅力」と題した講演を実施。高橋氏がまちの魅力とライフスタイルについて、各地域の事例を交えて講演する。また第2部はクリップ(京都市中京区)代表取締役社長で地域活性プロデューサーの島田昭彦氏が「暮らすように楽しむ京都の魅力」と題した講演を開催。どちらも開催前から注目度が高く、聴講希望の問い合わせも多いという。

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